ドイツ・オーストリア(16)


前回に引き続きオーストリア ザルツブルグをご紹介します。

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2010年11月19日(金)


▲「ドーム広場」


オーストリアに入り、ようやくクリスマスマーケットがオープンしていました。
たくさんのお店が出展してます。



▼正面にあるのが「ザルツブルグ大聖堂」


最初のドームは774年、前期ロマネスク建築で、2度目のドームは
1181年〜1200年頃にかけて後期ロマネスク様式に改築されました。
その後何度か火災にあい、その都度再建され、大きく拡大していった
約1200年の歴史を持つ大聖堂になります。
モーツァルトもこちらで洗礼を受けたそうです。


1598年に大火災にあい、大部分が焼失しましたが
損傷した大聖堂を取り壊し、1614年にバロック様式にて再建されました。
上記写真は再建された部分になります。


▼正面玄関には4つの像があり

12使徒のうちの
・鍵をもったベトロス
・刀をもったパウロ
・塩の入れ物を持ったルーペルト(修道院長・初代司教)
・教会の見本を持ったヴィルギル(修道院長・行政長官)
の像になります。


▼大聖堂 ドア


素晴らしい装飾戸でした。入口はこの隣りで
▼こちらになります


3回も行なわれた落成式の様子が描かれているようです。


大変大きな鉄の扉で、開けるのも苦労なくらい重いのですが
中央の飾り下くらいに人間の頭がくる感じだったので、
高さは3〜4mはあったと思います。




▼前陣


▼天井


内部は、天井画とともに細やかな漆喰装飾が施されており
大変美しいです。
写真ではさらに天井画の茶の印象を強く感じますね。


静かな空間に柔らかな光が落ち、静寂を保っているようでした。
効果的に光を取り入れる設計がなされたそうです。


▼後陣


6000本ものパイプが使用されたこちらのパイプ・オルガンはヨーロッパ最大級になります。
1万人もの人の収容が可能で、ザルツブルグ音楽祭はこちらで幕を開けます。


▼祭壇


▼祭壇 上部 天井



再び街歩きに戻りますが


▼こちらはお菓子屋さん


換気扇の位置は残念ですが、腰板とモールディングのデザインがさすがですね。


▼ショーウィンドウには美味しそうなお菓子が並んでいました


ゲトライデ通りの脇道もたくさんのお店があり


▼こちらは、クリスマス・グッツを売っているお店の前の小路


▼お店のショーウィンドウ



赤は、やはりクリスマスカラーですね。華やかな気分になります(^^)

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次回は、世界遺産ハルシュタット湖」をご紹介します。