ドイツ・オーストリア(27)
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2010年11月21日(日)
ウィーンに行ったら絶対に訪れたかった
『フンデルトヴァッサー・クラヴィーナハウス』
こちらの建物は、
画家のフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー(1928年12月15日生〜2000年2月19日没)がデザインし
建築家のヨーゼフ・クラヴィーナ教授(1928年10月20日生〜)が設計しました。
建設期間は2年2ヶ月、1986年に完成した新築の市営住宅になります。
フンデルトヴァッサーは、ウィーンのガウディと讃えられる方です。
絵画ばかりでなく、環境保護や建築にも高い関心を持っていました。
そのため自然環境保護活動などにも積極的に参加し、自身を
人にやさしい建物づくりに取り組む反逆者といい、現代建築を批判。
数々の独創的な建築のデザインを手がけました。
日本にも作品があり、大阪市のゴミ処理場 舞洲工場は
フンデルトヴァッサーのデザインになります。
ヨーゼフ・クラヴィーナ教授はウィーンに屋上緑化を初めて取り入れ建築家の1人で
数多くの建築物を手がけています。
建物の広場は、森の中の地表を真似たもので
大小さまざまなうねりや小山でボコボコとした造りとなっていて
建物と一体化した空間を作っています。
建物のカラフルな色合いは、それぞれの住宅を区分して塗ったものになります。
住む人は外からも自分の家を見分けることができます。また、
住人は「窓の権利」を持っていて、手の届く範囲は
自由に自分の好きな色で塗ることができるそうです。面白いですね。
窓の大きさ形も様々で8種類も使っています。
エントランスの床も平らではありません。
フンデルトヴァッサーの建築物の特徴として
水平な部分はどこもすみずみまで植物が植えられているそうです。
「雪や雨が落ちるところは、どんな場所でも自然が育まれるべきなのです。
生い茂る植物は、四季を通じて様々な表情を見せてくれます。
木たちは家賃をお金で払う代わりに、空気を浄化し、酸素を作り、環境を整え、
そして何よりもファサードを生き生きと美しく飾ってくれています。」
こちらの建物も春や夏や秋に訪れたら、また表情が違って面白いのでしょうね(^^)
私が行ったときは日本人は誰もいなかったのですが
多くの外国人ツアーの人々で賑わっていました。
人気の観光スポットで、みんな熱心にガイドさんの説明を聞いていました。
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ドイツ・オーストリア(26)
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2010年11月21日(日)
▼ホテルの部屋より
いよいよ最終日となりました。
空港へ向かうバスはホテルを13:30発となるため
午前中のみの自由行動でどのくらい巡ることができるか・・・
朝食を早々に済ませ出発することにしました。
▼2泊した『Hilton Plaza Vienna(ヒルトン・プラザ・ウィーン)』の外観
目の前にトラムの駅があり、すぐ隣が警察本部、
通り挟んで斜め右側が日本大使館、斜め左側が証券取引所という
便利でなかなかの安全な立地でした。
1771年に設立された歴史のある証券取引所になります。
▼証券取引所エントランス
▼証券取引所前通り
左側がトラムと車の道路、正面がトラムの停留所、
右側が歩道→植栽(木々の間には駐輪スペース)→また歩道となります。
日本では考えられないくらい、ゆったりとした造りですね。
▼トラム
トラムに乗っていよいよ出発です(^^)/
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ドイツ・オーストリア(25)
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2010年11月20日(土)
夜はクラシックコンサートへ行ってきました(^^)
▼『クアサロン』
『クアサロン』は1862年、ウィーンで初めて開園された
市民公園の中に位置します。
夜にて公園を楽しむことはできませんでしたが、
園内には川が流れ、散歩道にはゴールドのシュトラウス2世像など、
様々な音楽家たちの像が点在している、観光客にも人気のスポットだそうです。
『クアサロン』もまた、イタリアルネッサンス様式の
ウィーンを代表する建築物のひとつで、
ウィーンで最も美しいコンサート会場と言われています。
オーケストラだけではなく、声楽▼や
▲少し歌劇のようなダンスまであって
こんな素敵な空間で音楽を聴けるだけでも幸せなことなのに
楽しい演出と美しい音楽と・・・十二分に楽しむことができました(^^)
ウィーンでは毎日、至るところでこのようなコンサートが開催されているそうです。
やはり音楽の都ですね。
▼帰路はトラムにて(トラムを待っている時に撮影)
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ドイツ・オーストリア(24)
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2010年11月20日(土)
遅いランチを終えるともう時間がありません。迷ったあげく最後の見学場所に選んだのは
『美術史博物館(kunst historisches museum=KHM)』
▼チケット
チケットは数種類を用意しているらしく、同じチケットでもお隣りの人とはチケットの写真が違っていました。
私は古い時代の馬車の写真でした。
▼エントランスホール
こちらの展示品は、古代エジプトからギリシャ・ローマ、中世を経て、
ルネッサンスからバロックまでの時代にわたり、
収集品の質の高さ、多彩さ、膨大さでヨーロッパ三大美術館に数えられています。
じっくり鑑賞するには2〜3日あっても足りないことでしょう。
展示品を楽しむ時間がないことは重々分かっていたのですが
ウィーンに来てこの素晴らしいルネッサンス様式の内装を見ないのは
勿体無さすぎる。せめて・・・ということで訪れることにしました。
エントランス正面の階段を上がると、大階段広間へとつながります。
▲奥に見えるのが先程のエントランスになります。
▼大階段広間の天井画
空間自体が彫刻作品のように完成されていて、しばらく動けず鑑賞していました。
壮麗という言葉が本当に相応しい空間です。
▼再びエントランス
▼エントランス上部はドーム天井となっており
中央に孔が・・・
上部は、▼こちらのレストランにつながっていました。
▼博物館の前は「マリア・テルジア広場」
こちらでもクリスマスマーケットが開催されていました。
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ドイツ・オーストリア(23)
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2010年11月20日(土)
シュテファン寺院へ行った後は、街歩きを楽しみながら『オペラ座』を目指しました。
途中でランチの予定が休日のせいか、どこもいっぱい。
とうとう何も食べずに目的のオペラ座についてしまいました。
本当は中でじっくり歌劇を楽しみたいところですが今回は時間がないため叶わず。
「不定期ですが内部見学ガイドツアーあり」とのガイドブックの記載を目にして
中で尋ねたところ残念ながたガイドツアーも終了。
時間が無い中の行動はなかなか上手くいかないものです。
オペラ座の中にカフェがあって、そこでランチすることにしました。
▼カフェの内観
広い廊下の一角を仕切ってカフェとしたようです。
仕切りもガラスを使い視線が通るような造りとなっているため
狭いカフェですが圧迫感を感じません。
歴史を感じる素敵な空間で他でランチできなくてよかった(^^)
▼途中寄ったスーパー
いろいろなお店が入っている建物なのですが
中央に楕円形の大きな吹き抜けがあり、一番下の階がスーパーでした。
上から食材を覗けるなんてなんだか不思議です。
日本では衛生的に難しいのでしょうね。
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ドイツ・オーストリア(22)
間が空きましたが、ドイツ・オーストリア視察の続きをUPします。
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2010年11月20日(土)
1.5日滞在のウィーンは、午後と次の日の午前中が自由行動でした。
ベルベデーレ宮殿見学後、解散となり
まず向かったのは地下鉄のチケット売り場。
市内交通のフリーパスをgetしに行きました。
▼24時間フリーパス チケット
市内の交通は地下鉄とトラム(路面電車)とバスがあり
その3つが乗り放題になるチケットになります。
日本とは違って「24時間チケット」というのは
買った時間から24時間使うことができるチケットで
今回のように午後と次の日の午前がフリーの場合
一回買えば両方を満たしてくれる、とても便利なチケットです。
日本もぜひ発売して欲しいです!
ちなみに48時間、72時間、週間・・・などのパスもあります。
まず向かったのは『シュテファン寺院』。
旧市街の中心にあるシンボル的な存在で、ウィーン市民には
「シュテッフル」の愛称で親しまれています。
▼外観
修復中で一部外観を描いた幕(養生シート)が架かっていました。
外部はゴシック様式、内部にバロック様式の祭壇がある大聖堂になります。
デザインされた屋根瓦の模様は見事です!
内部は暗くて写真を撮るのに苦労しましたがとても素晴らしい造形でした。
▼内部
この聖堂を含むウィーンの旧市街は、街全体が2001年にユネスコ世界遺産に登録されました。
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ドイツ・オーストリア(21)
引き続きオーストリア・ウィーンをご紹介します。
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2010年11月20日(土)
ベル=美しい、ベデーレ=眺め、という意味になります。
▼正門
素晴らしいロートアイアンの門扉
▼正門から見た宮殿
17世紀にトルコ軍を撃退しウィーンを守った
オイゲン公の夏の離宮として建てられました。
(オイゲン公 1663年 フランス パリ生まれ。サボイ家の出身。)
左右対称のデザインが美しいバロック建築。
普通なら10年掛かるところをたった1年ばかりで造ってしまったそうです。
▼庭園側から見た宮殿
▼宮殿側から見た庭園
冬なので水は張っていませんが美しい彫刻とともに庭を楽しむことができます
▼小窓の格子も綺麗です