TOKYO DESIGNERS WEEK 2010
明治神宮外苑で開催の『TOKYO DESIGNERS WEEK 2010』へ行ってきました。
今年のテーマは、「環境」×「デザイン」 ということで
植物や動物をモチーフにした作品が多かったように思います。
▼コンテナエキシビションの一部
貨物用コンテナの中を自由な発想で展示しています。
今年は友人が勤める会社「ブルー・デザイン」の代表、増田氏が
展示に参加しており見に行ってきました。
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アクリル板を縦置きで積層したようなスツールでなかなか面白いデザインです。
その他にも企業や団体、個人のデザイナー、学生作品展、デザインマーケット等さまざまな展示が行なわれています。
今年は会場の中央に直径約30mに及ぶドーム型のイベントスペースが作られ
プラネタリウムのように映像を楽しめる空間となっていました。
▲写真では分かりにくいのですが銀河のような流れる映像を映し出されきれいでした。
数ある展示の中で一番びっくりしたのは
「NTTデータエンジニアリングシステムズ」のブースで展示していた
マテリアライズ ジャパン(株)の『.MGX』製品です。
3Dプリンタを使って立体的造形を作り出していくそうで
パソコンに3D情報を入力すると、組み立てることなく
そのままの形で削りだされ出来上がるそうです。
▲(いただいたフライヤーより)
上記の作品もその技術を用いて製作された照明です。
組み立て等は一切おこなっていません。
折り畳みのスツールなども、折り畳める完成の状態で削り出されるそうです。
説明を受けても理解に苦しむような、とんでもない技術だと思いました。
今まではどのように型をつくるかに苦戦しておりましたが
型を必要としないので、モノづくりの根底を覆すような、ある意味恐ろしい代物ですね。
但し、型がないので大量生産しても安くはならないそうです。
しかしながら世の中に今までとは違った新しいものが登場してきそうな予感はします。
※「TOKYO DESIGNERS WEEK2010」公式ホームページ
会期:2010年10月29日(金)〜11月3日(水・祝)6日間
※「ブルー・デザイン」ホームページ
※マテリアライズ ジャパン(株) ホームページ