東京ガス『エネファーム』


▲『エネファーム
<画像:東京ガス(株)パンフレットより>


東京ガス主催「家庭用燃料電池 エネファーム」の説明会へ行って参りました。


妻夫木聡さんをイメージキャラクターにした、ガスパッチョのCMは
ご覧になられた方も多いと思いますが、あのCMで紹介されているのは
ガス発電『エコウィル』になります。


今回説明を聞いてきたのは燃料電池発電『エネファーム』で
今年の春より販売がスタートしました。


東京ガスなのに電気をつくる??
不思議な気がしますが、『エコウィル』と『エネファーム』どちらも発電する商品で
家庭の電気として利用できます。
違いは何になるのでしょうか?



まず『エコウィル』は、
ガスを使ってガスエンジンを動かし発電する機械です。
同時にその時に熱が出る為、その排熱を利用してお湯を作り、
給湯や暖房に利用することができます。


エンジンを起動させる為、どうしてもエンジン音が出て
一般の給湯機と同じくらいの騒音が出ます。
また燃焼させる為、蒸気が発生します。


発電量は定格1kwで、1kw分電気やお湯を使うと発電します。



一方『エネファーム』は、都市ガスから水素を取り出し、
空気中の酸素と化学反応させて電気とお湯をつくります。



▲『エネファーム』発電の原理
<画像:東京ガス?パンフレットより>


高校の化学の授業で初めて習う化学式かもしれませんね。
エコウィル』と違ってガスを燃焼させる訳ではありませんので
二酸化炭素CO2が排出されず大変環境に良い商品です。
また音も大変静かで外に出る蒸気も少量になります。


こちらは300w〜発電スタート。最大で1kwの発電をします。
電気やお湯の使用状況にもよるのですが常に発電しているイメージで
エコウィル』より発電率は良くなります。


※『エネファーム』『エコウィル』とも発電した電気を貯めておくことはできません。
使用頻度によって発電するシステムです。



▲『エネファーム』仕組
<画像:東京ガス(株)パンフレットより>


エネファーム』を導入すると四人家族で年間1.5トンのCO2削減になるそうです。
1.5トン??
テレビを毎日1時間減らすと年間−10kg程度
エアコンの温度を27℃→28℃、1℃上げると年間−35?程度のCO2削減
ということなので1.5トンはすごいかもしれませんね。
エネファーム』の導入はプリウス2台分に相当するということでした。


電気も作るしお湯も使えて、環境にも良いとは是非とも導入したい気がしてきます。


しかし・・・、問題は価格です。


エネファーム』は
平成22年2月10日までに申込+平成22年3月10日までに取付完了する物件は
国の補助金が140万円出るのですが、補助金の関係上
税込\346,500と価格が決まっています。
補助金額を差し引くと約210万円程掛かります。


エコウィル』は補助金無しで100万円ちょっとくらいです。


元が取れるのでしょうか??